車に乗っていてカーブに差しかかった場合、減速するのが基本ですが、特に見通しの悪い所ではしっかりブレーキを踏んで減速する必要があります。

ブレーキをかけた時の停止距離は空走距離と制動距離を合わせた距離になりますが、見通しの悪い地点では特にこの停止距離を頭に入れておく必要があるでしょう。

ドライバーが危険を感じてからブレーキを踏むまで約1秒かかりますが、その時に進む車の距離を空走距離と言います。

例えば、時速40kmで走行中の空走距離は11m程度にもなります。

つまり曲がり角を40kmで曲がると対向車やガードレール、人や壁を察知してブレーキを踏むまで11mも移動してしまうのです。

ブレーキを踏んだ後車が停止するまでの距離を制動距離と言いますが、時速40kmの場合は約9mですので空走距離と制動距離の合計は20mにもなります。

もし時速20kmまでスピードを落としブレーキを踏むと、空走距離は6m、制動距離は2mで合計8mとなりかなり危険は回避できます。

やはり曲がり角の手前でスピードを落とすことは非常に大事ですね。

また梅雨やゲリラ豪雨また台風の時などで路面が濡れているとハイドロプレーニング現象が生じ、ブレーキを踏んでも思った以上に車が進んでしまうことがあるので注意が必要です。

今の車にはABS(アンチロック・ブレーキング・システム)が装備されている車が多くありますが、ABSを作動させるには強くブレーキを踏み込んでタイヤの横滑りを防ぐ必要があります。

アイサイト搭載車輌であれば、曲がり損ねても止まってくれる事が多いですが、ブレーキが作動しない場合もあるので、やはり早めに減速することが大事でしょう。